( 330651 )  2025/10/10 03:55:59  
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自民党新総裁に高市早苗氏が選出され、公明党が連立に対して懸念を示している。

高市氏の新執行部には公明党との連絡役が不在で、これが連立交渉の難航につながっている。

政治ジャーナリストの田崎氏は、過去の政権では常に公明党とのパイプ役が存在していたと指摘し、菅義偉氏がその重要性を強調していたことを振り返った。

高市氏の人事が麻生太郎氏に配慮したものである一方、連立の不安定さが指摘されている。

特に「政治とカネ問題」が解決されていない状況が懸念されている。

(要約)

( 330653 )  2025/10/10 03:55:59  
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 高市早苗氏 

 

 自民党新総裁に高市早苗氏が選出されたことに対し、長年連立を組む公明党が「大きな不安や懸念」を伝え、連立交渉が難航している。自公26年の関係で異例事態と指摘され、連立決裂の可能性も浮上している。 

 

 「歴史認識問題」や「外国問題」に関しては公明側が一定理解を示したが、「政治とカネ問題」は解消していないとされる。 

 

 7日のTBS「ひるおび」では、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が高市新執行部について「あの人事を公明党から見ると、公明党とパイプがある人がいない。誰と話をしたらいいんだろうとなる」と指摘した。 

 

 田崎氏は、「自民党が政権復帰して以降、絶えず政権側に公明党とのパイプ役が存在したんです」と説明し「安倍政権時代は菅義偉さんがやってました。菅政権時代は菅さん自身が、岸田政権時代は木原誠二さん、石破政権になると石破さんご自身が斉藤代表とよく話された」と語った。 

 

 石破首相は「公明党あっての自民党」と何度も繰り返して関係を築いていたと解説した。 

 

 毎日新聞専門編集委員の佐藤千矢子氏も、菅義偉氏のパイプは不可欠だったと指摘。懸念事項が挙がっているのも事実だが、取材結果としては「どちらかというと人間関係が先。こんな関係疎遠な政権とは簡単に組めないというのが、まずあって」と伝えた。 

 

 これまでのパイプ役だった、菅氏、木原氏、石破首相は3人とも総裁選で「負け組」となった小泉進次郎氏、林芳正氏を支援していたとされる。一方で高市氏の人事は、麻生太郎氏への配慮が明らかで、党内人事に関しては露骨な「勝ち組人事」と指摘されている。 

 

 

 
 

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