( 331216 )  2025/10/12 05:15:10  
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自民党の新総裁に高市早苗氏が就任したことを受け、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、首相指名選挙で自民党が勝つためには公明党からの支持が不可欠だと述べた。

公明党が連立政権から離脱した結果、選挙は決選投票に進む可能性が高く、野党が候補一本化を行うことで政権交代の可能性が出てくる。

田崎氏は、公明党に高市氏へ投票してもらうことが自民党の「唯一の方法」と強調した。

公明党の斉藤代表は、決選投票では党内での議論が必要であるとし、野党への投票は考えにくいと述べた。

この状況が自民党にとって厳しい結果をもたらす可能性があると指摘された。

(要約)

( 331218 )  2025/10/12 05:15:10  
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4日、自民党新総裁となり会見に臨む高市早苗氏 

 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜前11・30)に出演し、首相指名選挙で自民党が勝つ「唯一の方法」について言及した。 

 

 公明党が連立政権を離脱したことで自民党は単独政権に転落。首相指名選挙は決選投票になる公算が大きく、自民は衆院会派で196議席で、立憲民主党(148議席)、日本維新の会(35議席)、国民民主党(27議席)が結集すれば210議席となり、自民を上回れる。 

 

 上位2人の決選投票では相手よりも多数を得た議員が指名されるため、「立・国・維」で候補を一本化すれば政権交代が可能に。田崎氏は「それを阻止するための自民党の方策は1つだけあって、(決選投票で)公明党に高市早苗さんって書いてもらわなきゃいけない」と決選投票で公明の協力を得ることが自民党の「唯一の方法」だとした。 

 

 公明の斉藤鉄夫代表は10日に出演した同局「報道ステーション」で、1回目の投票は斉藤氏に投票するとし決選投票になった場合は「その状況になって党内で議論して決めたい」と対応は未定だと明らかにした。「個人の考えだが、いきなり野党の方に投票するのはちょっと考えにくい」とも話し、野党の統一候補に乗る可能性には否定的だった。 

 

 田崎氏は「(決選投票で)公明の協力が本当に必要。だから高市さんが『一方的に打ち切られた』みたいな話をすると公明党はますますへそを曲げていく」と説明し、高市氏が「一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」と話したことは今後に影響してくると指摘。決選投票での対応を公明は「まだ決めていない」とし、「決めてないけど野党に投票しないことははっきりしている。斉藤さんと書くか高市さんと書くか。斉藤さんと書くと無効票になって野党が勝ってしまう。だから自民党は甘く見ない方がいいと思う」と話していた。 

 

 

 
 

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