兵庫県産のカニを高級ブランドである「間人ガニ」と偽って販売した男性が逮捕され、その男性は他でも同様の手法を使っていたことを周囲に話していたことが分かった。

「まるなか水産」の代表である中井容疑者は、ズワイガニに偽のタグをつけて販売した容疑で逮捕された。

映像では、違法に入手したタグが大量に見られ、関係者によると中井容疑者は「他でもやっていたから産地偽装をした」と語っていた。

警察は中井容疑者が10年間以上にわたり不正を繰り返していた可能性があると調査している。

（要約）

FNNプライムオンライン 

兵庫県産のカニを、高級ブランド「間人ガニ（たいざがに）」と偽って販売した疑いで逮捕された男が、「他でもやっていたから偽装をした」という趣旨の話を周囲にしていたことが分かった。 

『むこうがやるならこっちもやろう』間人ガニ偽装疑いで逮捕の水産会社代表が周囲に話す 

【動画】「他でもやっていたから…」間人ガニ偽装疑いの水産会社代表が周囲に話す 

京丹後市の「まるなか水産」役員の中井満容疑者（42）ら2人は、兵庫県産のズワイガニに、「幻のカニ」と呼ばれる高級ブランド「間人ガニ」を証明するタグをつけて販売した疑いなどが持たれている。 

タグは京都府の漁協が5隻の漁船にのみ販売している。しかしFNNが入手した「まるなか水産」の倉庫の映像には、袋の中にタグが大量に入っていて、漁船の関係者から不正に入手していたとみられる。 

また関係者は中井容疑者が、「他もやっていたから産地偽装をした」という趣旨の話をしていたと証言した。 

水産業関係者:（中井容疑者が）『むこうがやるならこっちもやろう』みたいな感じでやっていたと聞いてます。本人も従業員に言っていたみたいで、『やったら利益上がるんじゃないか』と。 

警察は中井容疑者が10年ほど不正を繰り返していたとみて調べている。 

関西テレビ