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シャープの成功と挫折の象徴・堺の液晶工場停止へ、「規模」追った巨額投資の果て… 経済ヨコからナナメから

産経新聞 7/15(月) 11:00 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/07ccbb4e5acae33b4c13b824f506f8037dbfe8d5

 

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シャープは堺市にある大型液晶パネルを製造する施設(SDP)を、経営危機の元凶となっている液晶事業の停止することを9月末までに決定した。

液晶技術の成功で成長したシャープだが、大型投資が裏目に出て経営危機に至った経緯がある。

液晶事業を分社化するチャンスはありながらも、何度も切り離すことができなかった。

鴻海への売却後、再び液晶事業を子会社化したが、価格が下落し、再びSDPの稼働停止を決定することになった。

(要約)

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シャープ本社=堺市堺区 

 

シャープが大型液晶パネルを製造する堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)を9月末までに停止する。シャープにとって液晶は飛躍の原動力であると同時に経営危機の元凶でもあり、社外分社化が何度となく検討された。「液晶のシャープ」を返上するが、「とうとう」「もっと早ければ」との思いが交錯している。 

 

【写真】ふるさと納税もピンチ…堺市の返礼品になっているシャープのアクオス 

 

おさらいの意味を込めて振り返りたい。同社は昭和48年に液晶表示板を搭載した電卓を発売し、世界で初めて液晶技術を実用化。ディスプレーとして進化させてテレビに搭載し、ブラウン管に取って代わった。平成16年に亀山工場(三重県亀山市)が稼働すると「世界の亀山モデル」のテレビが爆発的に売れた。同社はブラウン管を自社生産できず、テレビに他社製を搭載してきたコンプレックスを液晶の成功で払拭した。 

 

ここで同社は19年、世界市場のシェア拡大を目指し堺市に世界最大規模の生産能力の液晶パネル工場(SDP)の建設を発表した。計約4300億円を投じたが、工場が21年に稼働したときには前年のリーマン・ショックが直撃して需要が激減し、在庫が積みあがった。円高ウォン安の逆風も吹き、シャープは韓国メーカーとの競争に完敗。経営危機につながった。 

 

同社は企業理念に「いたずらに規模のみを追わず」と書き、「身の丈経営」を信条としたが、液晶の成功で企業規模が拡大し、生産能力でも世界最大規模を追ったことが裏目に出た。 

 

関係者は「液晶が巨額投資を続けなければ生き残れない競争に巻き込まれた段階でやめるべきだった」と指摘。その上で「身の丈経営を重視した2代目社長の佐伯旭氏は『亀山で液晶の投資は終わり』と周囲に伝えたと聞いたが、経営陣は巨額投資に突き進んだ。堺工場の稼働率は低迷し、生産能力を持て余した。まるで戦艦大和だ」と話す。 

 

同社には経営の重荷となった液晶事業を切り離すチャンスは何度もあった。 

 

24年4月にはソニー(現ソニーグループ)や日立製作所、東芝の中小型液晶事業を統合したジャパンディスプレイ(JDI)が発足したが、シャープも合流を打診されている。だが同社が選んだのは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本業務提携で、それも暗礁に乗り上げた。 

 

経営危機が深刻化した27年5月に発表した中期経営計画では液晶事業の分社化が検討された。当時の高橋興三社長は分社化に前向きにコメントもしたが、発表時に撤回。高橋氏は「(売上高の3分の1になる)液晶をなくしたら計画が成り立たない。社外分社の考えは全くない」と明言した。しかし2カ月後に高橋氏は「いろんな可能性を探る」と再検討を示唆し、直近の液晶事業の業績低迷を知り「液晶さえなければ」と口走ったという。 

 

 

27年から28年にかけては官民ファンドの産業革新機構(当時)と鴻海がシャープの支援を巡り争奪戦を展開した。同機構は、出資するJDIとシャープの液晶事業の統合を目指したが、28年2月にシャープ経営陣が選んだのはまたも鴻海だった。鴻海側は24年の段階でSDP株の一部を取得、シャープを傘下に加えた後にSDP株の過半を取得したことで、本体から切り離された。 

 

シャープは鴻海流の徹底した合理化とコストカットにより30年3月期連結決算で最終黒字に転換し、回復軌道に乗った。が令和4年6月に「需要拡大が見込める」とSDPを再び完全子会社にしたことで暗転。液晶パネルの価格が急落し、6年3月期連結決算は純損失が1499億円となり、2年連続の赤字に。SDPの稼働停止が決まった。 

 

規模を追った巨額投資の末に外資の傘下に入ったシャープ。関係者は「鴻海にSDPを押し付けられても拒否はできない。子会社なのだから独立した経営判断はできない」と話す。(松岡達郎) 

 

 

( 191202 )  2024/07/15 17:18:32  
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シャープの液晶テレビに関するコメントや感想をまとめると、以下のような傾向や論調が見られました。

 

 

- 過去のシャープ製品に対する愛着や信頼が感じられるコメントが多く、品質や耐久性に対する評価が高かった。

 

- シャープの経営への批判や失敗に対する指摘も多く見られ、特に液晶パネル技術における競争での敗北や経営者の判断ミスが注目されていた。

 

- 鴻海(ホンハイ)による買収や再生策に関して、賛否両論があり、経営方針やブランド存続に対する懸念が述べられていた。

 

- 日本企業の海外市場への対応や戦略に不満や疑問を持つ声もあり、競争力や国際競争力強化の必要性が指摘されていた。

 

- シャープや日本の家電産業の衰退や課題に対する懸念や反省の声が見られ、経営陣の責任や時代の変化に対する対応の遅れが指摘されていた。

 

 

(まとめ)

( 191204 )  2024/07/15 17:18:32  
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・我が家にはシャープの亀山製液晶テレビが3台あります。家電店で店員に勧められて先ず1台。気に入ったので追加で購入。合わせて3台になりました。画質は綺麗で今でも使っています。しかしいつかは買い替えをしなくてはと思うとどうしようかと。パネルは海外製でしょうけど、せめて日本の会社の製品にしようかと思っています。 

 

 

・亀山ディスプレイで「日本が誇る」という接頭辞がいつもついていたシャープ。韓国、中国の将来の追い上げ予想に対して大規模投資で圧倒する、と豪語していた。後押ししたのは安倍第1次政権が唱えた上げ潮論。日本は上げ潮で復活しているので中韓が価格競争を仕掛けてきても政府が後押しすれば技術力で圧倒できる、という論調だった。 

 堺工場が稼働し始めた時にリーマン不況で世界の需要が後退したのは不運なタイミングだったかも知れないが、日本の技術優位など幻想だったのはその後の有機ELパネル実用化でLGに日本企業が負けたのを見ても明らか。基本戦略の失敗がシャープの敗退の原因だ。 

 それでもJDIに入るよりも鴻海に頼ったのは間違いかどうかは微妙。少なくとも鴻海はシャープを立て直そうとした。10年連続赤字を出し続けているJDIに乗っかっても立ち行かなかったし、液晶を売ってシャープが生き残れたとも思えない。 

 

 

・シャープが鴻海精密工業に買収された時は残念でした。ほんでも良いか悪いかのエピソードとして、シャープ製テレビのスタンドが折れました…。シャープさんの窓口に相談するとリコール対象の部品で無償で部品交換してくれました…。 

 

 

・ここの設備は第10世代だったが、価格は8世代と同じで厳しかったなぁ。やはり10は大き過ぎ。コスパ良くなかった。ガラス大き過ぎ。 

昔は1インチ1万円だったが、今や1000円だもんなあ。またマイクロLEDテレビは皆中国だし。 

有機ELもハイセンス製でも遜色ないからなぁ。 

 

 

・良い商品を作っても時代に合わなければ成功しない。同時期シャープの液晶は完ぺきではないが上位クラス、韓国メーカーは5年遅れていた日本国内メーカ^も韓国メーカーと同一程度毎年毎年優れたものが出来てくる他社はその商品を分解知識を得る先発メーカーは多額の開発資金は必要だが物まねメーカーは 

資金は必要ではない。液晶技術はアメリカの大学研究室で発見発明されたもの 

その技術液晶発光の天然資源をシャープが盗んできたもの・半導体も同じ 

シャープの弱さは開発は有るが販売能力がない、今回社長の方も販売力は無い 

白物家電は知っている。松下電器はマネシタ電気で今もそうだ・ 

 

 

・日本企業は海外市場なんて全く考えてなかったからね。B-CASカードという無駄な規格を作って外国メーカーを排除して、アメリカの倍以上の値段でテレビを売ってた。 

でも海外メーカーはその間に設備投資をしっかりやって、安価なテレビを作る体制を作ったから日本で地デジ特需を終わった頃には日本メーカーが入る隙がなくなってただけ。 

明らかな経営判断ミスだね 

 

 

・リーマンショック前後からの会社幹部役員は液晶事業に絡んだ人間ばかり(管理部門を含めて)で、政府機構やJDIへの参画、統合にプライドが許さなかったのだろう。自分達で盛り返せるはずだという夢想ばかりが先に来て。本当の意味での経営者がいなかったということか。 

 

 

・鴻海のお荷物となったシャープだから、シャープブランドを取り上げた上で法人を解体して清算するんじゃないのか? 

取り上げたシャープブランドを鴻海が社名変更して成り済ます。 

国際的にはシャープが日本の会社だと思って購入し続けるだろう。 

 

 

・家電大手の手を借りる何ぞプライドが許さん。あくまでもシャープ流を貫くだったんでしょうね。心意気は良いとしても、社員を首切る結果になったのは経営者として責任重大。立ち直れますかね・・・ 

 

 

・日本で無心されるのが嫌になり、海外へ投資。 

電力と人件費の安い海外で技術が盗まれ競合に負ける。 

複雑な機能をつけても高いので日本メーカが衰退する。 

結局は、税収入が減り国が衰退する。 

見事なマイナスになるマッチを擦って財産を失う政府。 

 

 

 

・私の家には亀山モデルが元気良く動いてます。ワールドカップの時に買ったからもう16年以上かな?壊れないで頑張ってます。 

 

 

・「液晶」「シャープ」と聞くと思い出すので再録しますね 

 

以下再録 

 

古人曰く「驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」ってね…… 

 

「世界の亀山品質」とか言いながら 

横柄な態度でオラつき驕り高ぶっていた亀山工場の社員共を思い出すにつけ…… 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」って言葉がアタマを過ぎるんです( * ॑꒳ ॑*) 

ホント「チョーシコキやがって( ゚д゚)、ペッ」と 

当時は思ってました( * ॑꒳ ॑*) 

 

 

・一時期の世界の亀山モデルは確かに自分もブランドとして買いました! 

ただ衰退してホンハイに行こうが、ジャパンディスプレイに行こうがって話ですよね。 

ジャパンディスプレイって発足当時からですけど、結局泥舟だし。 

 

 

・今更、液晶以外のものを作って他社に勝てるとも思えないし、どこかに吸収してもらうくらいしか生き残る道はないだろう。 

 

 

・堺工場は早期退職、三重県多気工場は一部半導体製造ライン、必要最低限まで従業員を減らして予算確保かな? 

 

 

・とにかく民主党の悪法、家電エコポイントですよ。 

あれで下請けも潰れまくった。 

クソ忙しくて設備投資せざるを得ない状況にして、単なる需要の先食いだから終わった瞬間から仕事無くなった。 

 

家電なんて平均的にずっと売れるのがいいのに。 

堺工場はエコポイント終わりが見えてる頃に作ってたから、絶対無理って業界で言われてた。 

 

 

・シャープは日本経済の縮図なのかな? 

日本の自動車産業も、同じ道を進んでいくのかもね。 

 

 

・記事は西暦で書いてほしい、昭和平成令和と年号がバラバラで時系列が分かりにくい 

 

 

・日本初のテレビはシャープでしょ、その時もアメリカ製のブラウン管を使ってたの? 

 

 

・仕事で訪問してました。 

天理、松阪多気、亀山、、懐かしいな 

たしかに亀山のシャ―プ職員はオラオラでしたが、、、、 

 

 

 

・大会社が潰れる原因は一つです!! 

それは社長の驕りです!! 

 

 

・バブルで沸く熊本大丈夫かな? 

 

 

・今も半導体の工場で喜んでるからな 

 

 

・元号だとわからん。 

西暦で表記してほしい 

 

 

・ソニーや東芝を裏切ったのが、転落の始まり 

 

 

・韓国・中国に技術流出させてしまったのが第1のミス、いつまでも液晶パネルに固執し損切出来なかったのが第2のミス。 

 

 

・シャープと東芝、共に中国や韓国企業を見下しながら技術提携を行い仇でかえされた、経営陣がアホだと社員がかわいそう 

 

 

 

 
 

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