( 200806 ) 2024/08/12 01:06:31 2 00 堀江貴文「日本は宇宙産業で世界トップになれる」 もとからある日本の優位性をもって世界と戦える東洋経済オンライン 8/11(日) 17:32 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/c274248c0e2445973c49ae8b04fec5d39e3788df |
( 200809 ) 2024/08/12 01:06:31 0 00 宇宙ビジネスにおいて、日本の勝機はあるのでしょうか?(写真:shinnosuke0113/PIXTA)
近年、イーロン・マスク率いる「スペースX」による宇宙ビジネスや、日本でも民間企業による宇宙産業への参入が話題となっています。宇宙ビジネスにおいて、日本の勝機はあるのでしょうか? 日本は宇宙産業で世界をリードできるという堀江貴文氏の主張について、同氏の新著『ホリエモンのニッポン改造論』よりご紹介します。
■これからは「宇宙の民主化」が加速する
私はインターネットの民主化の過程を、つぶさに体験している。それは宇宙の民主化の洞察を深めることにもつながると思うので、ここでは、まずインターネットがいかに民主化してきたかについて話しておきたい。
私は、東京大学在学中の1996年、ホームページ制作などを手がける会社「オン・ザ・エッヂ」を起業した。ちょうど、Linux(オープンソースのコンピュータOS)が出てきた時期だった。
ちなみにLinuxの生みの親、リーナス・トーバルズは私と同じ世代だ。このLinuxのおかげで、Netscapeを作ったマーク・アンドリーセン、イーロン・マスク、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンなどの起業家が誕生した。
私が起業した動機は、「Linuxって、パソコンでできるじゃん」と思ったことにある。あるフィンランド人が、Linuxのマイクロカーネル(OSの中核部分の設計様式)を1人で作ったと知ったからだ。それで起業することにした。
後講釈になるが、これがインターネットの民主化が起きた瞬間だった。
つまり、LinuxというBSP(ボードサポートパッケージ)やオープンソースのOSのおかげで、誰でもパソコンでサーバーを作れるようになった。しかも、ライセンスフリーで、OSツールもタダで、である。パソコンを組み立てればサーバーを構築できる。
以前はサーバー1台につき100万円は下らなかったから、個人がWebサービスを立ち上げるのは難しかった。それがLinuxによって心臓部のソフトウェアがオープンソース化され、みんながタダで使えるようになったことで、従来あった障壁が取り払われた。これこそ民主化である。
このインターネットの民主化により、IT事業に参入する人が増えた。Linuxがなければ、GoogleもAmazonもなかっただろう。
私は、「民主化できない領域は産業としてスケールしない」と思っている。
宇宙も同じ。民主化しなければ一大産業にはなりえない。
では宇宙の民主化の要件とは何か。あと何があれば宇宙は民主化するのか。宇宙にとってのLinuxは何なのか。
それは、衛星を地上から宇宙に輸送する「ローンチ・ヴィークル」である。人工衛星を開発しても、宇宙に打ち上げることができなければ技術の実証も利用もできない。
現在、宇宙ビジネスのインフラとも言える輸送事業は変化しつつある。小型ロケットや相乗り打ち上げや再使用ロケットの登場で、少しずつ安価な選択肢が増えてきた。今後、打ち上げ頻度が10倍、100倍になれば、さらにコストは変化していくだろう。まさしく民主化の一歩手前の段階にあると言える。
スペースXがスターリンク衛星約5000基によるコンステレーション(衛星群)の構築を実現させたことは、その証の1つと言える。
従来の通信衛星コンステレーションによるサービスは、高いうえに、通信の遅延や圏外エリアがあった。しかしスターリンク衛星は、全世界でアクセス可能な高速インターネットを提供し、国内でもユーザーが出始めている。
これは、宇宙が初めて「事業」として成功した例と言える。
■日本が宇宙ビジネスで一歩抜きん出られる理由
戦後、技術立国で世界第2位の経済大国となった日本だが、その競争力が威力を発揮する分野が少なくなり始めて久しい。
近年の巨大トレンドである生成AIやWeb3の分野においても、アメリカや中国が莫大な投資をして力をつけているのを見ると、すっかり後れをとっていることは否めない。これから巻き返しをはかっても勝てる見込みは薄いだろうし、そもそも、日本が勝負すべきなのは、そこではないと私は考えている。
これから、日本がふたたび世界トップレベルに躍り出る希望のある分野は、宇宙なのだ。
宇宙開発分野なら、何かまったく新しいことにイチから挑戦するということではなく、もとからある日本の優位性をもって世界と戦えるのである。
そう言える理由は主に次の3点だ。
・伝統的な技術力がある 奈良の大仏は、奈良時代の752年4月に開眼供養が執り行われている。建造期間は9年だ。青銅で鋳造されたものに金メッキが施されているが、あれだけの大きさの大仏像が、あれほどの薄さで作られている例はほかに見当たらない。
製鉄技術についても、「たたら製鉄」は日本独自の製法である。鉄から鋼鉄を作り、特殊鋼を作り、工具を作り、部品を作り……つまり、鉄がなくては何も始まらない。その鉄を作る高炉は工業製品のサプライチェーンの基礎と言える。
この話が宇宙産業と何の関係があるのかと思ったかもしれないが、ロケットは、紛うかたなき「工業製品」だ。つまり、優れた製鉄技術がなければ、宇宙開発に不可欠なロケットも作れない。そこに、日本の伝統的な技術力の新たな活路があるというわけだ。
しかも、規制緩和が進んでいるとはいえ、衛星やロケットの開発分野は、そのまま武器製造技術につながりうるため、技術の輸出入は依然としてハードルが高い。したがって「部品の国内調達・国内組立て」が基本である。
その点でも、高い技術力と製造業で鳴らしてきた日本には大きなアドバンテージがある。
■島国であることの利点
・地の利がある 日本は島国であり、周囲に障壁がない。そのうえ、日本の東方・北方・南方には広大な海が広がっている。
周囲に障壁がないことはロケット打ち上げの必要条件だ。
また、衛星を積んだロケットを地球上の軌道に乗せるには、東向き、南向き、あるいは北向きに打ち上げる。打ち上げ後、ロケットが段階的に使用済みの部品を落下させながら飛んでも支障がない場所が必要だ。
ロケットを打ち上げた方向に、自国の市街地や他国の領土があったら危険すぎる。現に、陸続きで四方に他国の領土があるヨーロッパ諸国は、南米のフランス領ギアナにロケットを運んで打ち上げ実験をしている。それだけ余計に莫大なコストがかかっているわけだ。
つまり、「島国(周囲に障壁がない)」「東・南・北方は海」という日本の地理的条件にも、実は宇宙ビジネスにおける日本の優位性があるのだ。
私がファウンダーとなっているインターステラテクノロジズ(IST)も、こうした日本の地の利を生かし、北海道の南東地域の一角にある広尾郡大樹町に本社とロケット射場を構えている。
・規制が緩い 独自の人工衛星を活用したい一般企業は、宇宙開発企業に打ち上げを依頼している。現在のところ、その打ち上げビジネスは、スペースXをはじめとしたアメリカ企業が主に請け負っている状態だ。
しかし、そこでネックとなっているのが、アメリカ製のロケットにかけられているITAR(国際武器取引規則)だ。国家の安全保障に鑑み、武器や武器開発技術が敵対国に流出しないようにする規制法である。
そのため、アメリカの宇宙開発企業に協力してもらえない国々がある。協力してもらえるとしても膨大な書類作成が課されており、かなり面倒な手続きが必要となる。
一方、日本には、そうした規制がない。つまり、アメリカの宇宙開発企業の協力をあおぎたいけれどもITARのせいで叶わない国々からの依頼に、日本ならば応えることができるのだ。今後、こうした国を中心として、日本製ロケットの需要は高まっていくと考えられるのである。
■日本のものづくりは自動車からロケットへシフトする
また、人工衛星や人を宇宙に送る「宇宙輸送」の依頼も、今後、日本に舞い込むことになると考えられる。その背景はロシア‐ウクライナ戦争だ。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まるまでは、ロシアが宇宙輸送の2割を担っていた。ところが、ウクライナ侵攻後、対ロシア経済制裁が敷かれたことにより、各国はロシアに依頼できなくなった。
対ロシア経済制裁はまだしばらく続くだろう。となると、かつてロシアが占めていた2割のシェアが日本に回ってくる公算大というわけだ。現に日本の宇宙開発企業には、欧米を主とする衛星運用企業からの問い合わせが相次いでいるという。
世間では、自動車産業の衰退とともに、日本の製造業も終わっていくかに思われているかもしれない。それは違う。高い技術力を誇る日本のものづくりは続く。自動車からロケットへと「何を製造するのか」がシフトするだけなのだ。
堀江 貴文 :実業家
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( 200808 ) 2024/08/12 01:06:31 1 00 ・SRB(固体ロケットブースター)を他の民間企業にも開放して利用できる枠組みがあると、宇宙産業の発展が期待されるが、競合や安定性の問題も考慮すべき。
・宇宙開発の需要が現在の100倍になるかは疑問で、日本が世界トップになるためには困難な課題がある。
・日本の宇宙開発に関しては過去の実績や技術力と比較して世界トップになることは難しく、地に足を付けた考え方が必要。
・日本の宇宙産業の発展には工学教育や人材確保の問題も存在し、国家全体での方針転換が必要とされている。
・日本が宇宙産業のトップを目指すためには、政府や首相のリーダーシップが不可欠であり、過去の実績や外部の技術者を活用する可能性も示唆されている。
・日本の宇宙産業において、AIや国策、政府の介入など様々な要素が議論されているが、課題解決には総合的なアプローチが求められる。
・ホリエモンの発言や主張に対して疑問や期待、批判が寄せられており、宇宙産業への展望には慎重な意見も多く表明されている。 | ( 200810 ) 2024/08/12 01:06:31 0 00 ・日本の川崎重工がH2やH3用にSRB(固体ロケットブースター)を作っていますが、あれをJAXAだけでなく他の民間企業にも開放して利用できる枠組みがあると、いろいろ発展性があるように思うのですが。ホリエモンさんの会社とは競合するかもしれないですが、日本の固体ロケット技術は昔から優れた部分があります。川崎重工のSRBはフランスからのライセンス品かもしれませんが、それでも実際に日本で製造することができるのは凄い事です。固体ロケットは推進役となる火薬を均一に充填できないと安定した性能を発揮できませんが、それはノウハウや経験が無いと実現できない筈だからです。SRBを組み合わせたロケットが作れれば小型衛星を安価に打ち上げられるような気もします。
・軌道上へのロケットの打ち上げが現在の百倍になるくらいの需要があるのだろうか。 軍事用を除けば、通信衛星と観測衛星ということになるだろうけど、衛星を通じた通信の需要が今後大きく拡大するとは考えにくいし、観測衛星は資源探査や気象観測の精密化に対する需要はあると思うけど現在とは桁違いの衛星を必要とするほどのものにはならないだろう。 宇宙開発の話になると、堀江さんのような実業家でも、宇宙には無限の可能性がある、みたいな漠然とした話に引っ張られるように思うけどもう少し地に足を付けて考えてもいいと思う。
・何をもって「世界のトップになれる」と言うのか。 そもそも、歴史上、 宇宙における伝説はロシアとアメリカしかない。 宇宙やミサイルそして核などの基礎物理学に関しては、 ロシア(旧ソビエト)はアメリカと同等かそれ以上。 人類を最初に宇宙に送ったのはロシア。 アメリカがその後に続く。 そしてロシアの宇宙ステーション「ミール」。 今から約38年前、 1986年に誕生したミールには アメリカやヨーロッパからも100人以上の宇宙飛行士が訪れた。 米国スペースシャトルとのドッキングにも関係した。 ところが最先端 I C 電子部品を持つ日本はどうか? 今も宇宙ステーションどころか有人宇宙飛行も未到達。
・全然話し変わるけどホリエモンが言うように今の日本は既得権益者が足引っ張る事が多いから恐らくうまくいかんだろうな。 日本のメーカーのいいところは沢山あるのに何故か色々な事が取り只されない。 勿体ないよ。 隠れて操作している既得権益者を倒していい日本にしたいところだ。
・文系優位の社会になり、優秀な人材が工学部に進学しなくなり、日本の工業力と産業力が完全に喪失したからこのまままでは、日本は宇宙産業で世界の10番以内に入る事すら不可能な状態だ。 日本が宇宙産業NO1に成りたければ台湾の様に工学部卒工業高校卒の給与を2倍にして、超高給の司法官吏の年収を三分の1まで減額し、文系(法曹)優位の社会から、工系(エンジニア)優位の社会に180度の国家の進路を大転換しなければやらない。
・ホリエモンが言うように、日本の本来の技術なら宇宙産業でかなりの成果がを上げられとは思いますが、政府がその気にならないとH3ロケットで終わりそうです 莫大な費用と技術を費やさないと、大変難しい事業です。 アメリカや中国やロシアが出来るなら、日本も出来るでしょうが、一番の問題は日本のトップが相当の覚悟を持ってやらないといけない為に、力が有り先見性がある首相が現れないと、民間だけでは厳しいでしょう。
・軍事産業からインターネット、GPSが産物、普及したように、民間から新たなステルス、音速、迎撃ミサイルを一部でも設計、貢献できる可能性もあるわけで不可能ではない。こりゃあ先が楽しみだな。
・前半延々とインターネット市場について述べているが、この歴史が宇宙ビジネスに関係するとは思えない。アメリカは50年以上前、月に有人着陸しているのに対して、日本はまだ無人ロケットの打ち上げもままならない。この技術力の差は埋まる事は無いだろう。絶対に追いつかない技術に無駄な金を政府もホリエモンも使うのは勿体無い。
・匠の技は健在だと思いますが、産業化・標準化などに向くのか。 成長するとアメリカに叩かれ、中国に盗まれという歴史では。 政府保証や資金頼みは相変わらずで兆単位の投資にはなかなか。
・「たたら製鉄ガー」 と言っているけどアレは砂鉄を溶かして鉄にするだけ だから西洋式の反射炉が出来て鉄鉱石から鉄が作れるようになると急速に姿を消した さすが政府から30億円の補助金をもらった人は「日本ゴイスー」のおべんちゃらが上手い
・ITAR関連でアメリカと取引できない国から依頼があっても日本は付き合いにくいのでは?半導体規制みたいにアメリカと足並みを揃えるよう圧がかかると思う
・ポジショントークの一環。大型ロケットに日本の民間では参入するのは無理だな。小型ロケットは色んな国で、国家が取り組む余裕が無くなっているから、知識資源を開放して、民間に参入させている。日本は未だそこまで進んでない。Jaxaがノウハウを解放しない。
・この人のお花畑も土がしっかりしていないと育ちが悪くなる ただ20年早くできていればまだ可能性はあったがすでに日本が優位ではない現状でどう競争していくつもりなのか ぜひ示してほしい むしろ海外に人材は出ていっている
・自衛隊を正式な自衛軍にします。軍隊との契約が年間2000億円規模で契約でき、さらなる設備や人材獲得などで成長していきます。
・>「日本は宇宙産業で世界トップになれる」
だからアメリカがバブル崩壊→緊縮財政を仕掛け、日本は経済戦争で敗北したじゃんか。 アメリカの戦後統治の指針は「日本を二度とマトモな国にしない」こと。 もちろんこんな話は出ないようにマスコミ報道は規制されている。洗脳され隔離された世界にいるのは日本人だよ。
・イーロンマスクとホリエモンじゃあ資力が違い過ぎてお話しにならない、せめてホリエモンは専属広告塔となり資金集めに奔走すれば良いと思うが、彼にはそんな気サラサラ無いからネットでそれらしい文章投稿するだけ、
・退職したJAXAの技術者やロシアやウクライナのロケット技術者を雇えばできるかもしれない。
・ホリエモンはこう言った事を主張して居れば、もっと尊敬されるのにね。変にネットでくだらない事を呟くから見下される。
・宇宙産業にもAIは必要。
地道な研究で負けたり、大学ランキングで米中に負けてるようだと厳しい。
・日本には色々な優位性があったのに… それを活かせない?活かそうとしない?日本が宇宙産業なら…とは、ならない。
・宇宙予算を獲得したいが為のポジショントーク 宇宙にしかチャンスがないと思わせることで予算を搾り取ろうとしてる
・ヤフコメの逆が正解と考えると、そこを含めると面白い記事だな。
勉強になりました。
・一意見としては分からないでもないけど、ホリエモンってメディアで語れるほど科学的に知識あるのかな。
・地の利はあるよね もう少し赤道に近いほうが──という話もあるけど
・無理だと思う。 できるならほかの産業でも復活の兆しが見えるだろう。
・ホリエモンさん、日本のイーロンマスクになって欲しいです。
・宇宙開発よりは地球のオゾン層が大事だと思う
・自分のロケット事業にもっと金を出してくれと言いたいだけですよね。
・前半のIT関係の話は根拠のないデマですので意味が無いです。
・国策として取り組んでほしい。
・大きな事業を行うときの最大のネガティブ要因は政府の介入じゃないのかな。 与党がまともにリーダーシップをとれないからマイナカードに象徴されるようにグダグダで、日本を貧困化、少子化、人口減少させて今まで何の危機感も持たなかったように、日本を壊しても彼らの懐は超えるばかりなので無責任で終始してきた。こんなトップが官僚に指示してもまともな方向に進むはずがない。彼らを例えると、暗礁に向かって舵を取る船長か、またはフランスのゼークトの言う「積極的な無能」と思うよ。
・スペースデブリはどうするんでしょう? ゴミ同士がぶつかり、地球も土星みたいに輪ができるんですかね。 造ることばかり考え、処理のことを考えない。 地球も宇宙もごみだらけ。
・ホリエモンの言うことは当てにならない! なにせ前科モノだもの。
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