( 216762 ) 2024/09/29 17:55:50 2 00 全国の鉄道会社で発覚!「安全にかかわる数字の不正」バレずにいたらどれだけヤバかった?乗りものニュース 9/29(日) 7:12 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/848b5c7f6a707e590e493f576e69247e87d73157 |
( 216765 ) 2024/09/29 17:55:50 0 00 JR貨物の貨物列車(画像:写真AC)。
JR貨物の発表を皮切りに、JRグループや私鉄各社で相次ぎ発覚した「車軸取り付け時の値超過」と「検査値の書き換え」。ただ、利用者からすると、何がいけなくて安全にどう影響するのか、いまいちわかりにくいものでした。一体何が起きていたのか、安全上の問題はどこにあったのか、改めて読み解きます。
【現代の貨物列車で見かけなくなったものとは?】
そもそもJR貨物での不正が明らかになったきっかけは、2024年7月24日に新山口駅構内で発生した貨物列車の脱線事故でした。詳しい事故原因は運輸安全委員会で調査中ですが、列車を牽引していたEF210形電気機関車は、進行方向1番目の車軸が折れていたことが判明しています。
安全確保のためJR貨物が緊急点検を実施したところ、脱線した車両を整備した車両所で車軸と車輪の組み立て整備をした際、車軸を車輪に押し込む作業(圧入)で基準値を超えたにもかかわらず、検査値を不正に差し替えていたことが判明しました。そこで、ほかの車両所についても調査したところ、全国3か所、631両(機関車4両、貨車627両:2024年9月12日現在)で同様のケースが発覚したのです。
この結果を受け、国道交通省が各鉄道事業者に点検を要請したところ、9月20日までにJRグループをはじめ、東京メトロなど3社(メトロ車両が整備を受託)、そして京王重機整備が整備を受託した31社局の車両で同様の不正が判明しました。JR貨物では少なくとも2014年頃から、京王重機整備でも記録の残る2016年以降で数値の差し替えがあったことが判明しています。
鉄道車両の車軸と車輪は溶接されているわけではなく、いわゆる「はめ込み式」になっています。車輪の穴は車軸の直径よりわずかに小さく、そこに圧力をかけて車軸を挿入する「圧入」という手法で組み立てられ、相互に働く摩擦力で固定されます。
この作業に関しては、日本産業規格(JIS)で各数値が厳格に定められており、具体的には車輪の穴と車軸の直径との差(締めしろ)、それに対応する挿入時の力(圧入力)と圧力変化(圧力チャートの波形)などが規格化されています。
貨物車の車輪のアップ(画像:写真AC)。
一応、車輪や車軸の製造時に発生するばらつきを許容するため、基準値に対して90%~110%の幅が認められていますが、作業を実施する事業者では、それより厳しい基準を設定している場合もあります。
では、定められた値から外れてしまうと、どうなるのでしょうか。挿入時の圧力が小さければ、車軸と車輪を固定する摩擦力が足りず、走行を重ねるうちレールからの圧力などによって車輪がずれ、脱線につながる恐れがあります。
逆に圧力が大きかった場合はどうでしょうか。今度は挿入時に無理な力がかかり、はめ込む部分が削れてしまったり、車軸や車輪に“ひずみ”が発生したりする恐れがあります。
そのまま放置して走行を重ねると、削れてしまった部分や、ひずみが発生した部分には想定を超える力が集中し、金属疲労からヒビが入ります。このヒビが広がると、最終的に車軸が折れたり、車輪が割れたりして脱線につながります。
新山口駅構内で脱線した機関車の車軸が折れており、車軸取り付け時の圧力値が正常なものに差し替えられていたという事実は、車軸を挿入する圧力が基準から外れていた影響と考えることもできます。通常、想定していたものとは異なる力が、車軸にかかっていたのかもしれません。
今回、各社から発表された事案について、深刻なのは「基準未満はともかく、基準をある程度超過している分には問題ない」と担当者が考えていたことです。このことが少なくとも10年ほど続いていたということは、作業にあたっていた担当者個人ではなく、職場での共通認識だったことがうかがえます。
「安全は何よりも優先される」まさしく「安全第一」であることに、異論はないでしょう。
咲村珠樹(ライター・カメラマン)
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( 216764 ) 2024/09/29 17:55:50 1 00 圧入時の傷の原因や管理、基準値、圧入値の管理、圧入値が高いと歪みが生じる可能性、基準値の改ざん、圧入値の重要性、圧入値の逸脱、圧入作業の逸脱、基準値の書き換え、車軸の圧力管理、超音波探査、車輪や車軸の組立基準、基準値外の組み立て、車輪の圧入作業と車軸折れ、新製車両の重要部検査、車輪と車軸の圧力選定、車軸取り付け時の圧力値、メーカーの検査不正、JIS基準の重要性、基準値の逸脱、基準の現実に即してない問題、企業の自社規定とJIS基準の適合、国の基準の現実への適合、基準に見合わない作業問題、厳しい基準の現実問題、規制の見直し、技術者の責任、不正記録、監視とカスハラ、業界の基準問題、国の基準の現場への適合問題、ルールの遵守、技術者の誤解、規制の緩和、役所の規制過多問題、JIS基準と社内基準、基準に合わない現状問題、不正記録の発見、事業者の数値偽装問題、規定に基づく作業、不正記録の原因究明、基準の改正、基準値と作業現場の乖離、不正作業と事故、安全問題、罫線の実情、歴史的な仕事手付きの意味、数値の理解、基準の現状とギャップ、安全性の認識問題、企業の頼りを崩した理解、検査の重要性、圧入力と安全とルール遵守、圧入力と車軸耐久性、文化や波紋での事故、数値記録の透明性、国の基準と厳密さ、基準の適切性、事故の疑念、基準遵守の意義、事故の犠牲、数値の利用、ルールとしっかり感の認識、基準の実際性、定量化の問題、不正の理由、数値と実体のギャップ、圧入操作の重要性、ルールと感性、職人感覚と数値化のリスク、不正と国の決定、基準の厳格性、企業の遵守と改竄、監視と過保護、監視と感覚、技術者の敬意、国の越境問題、不正の原因究明、事業家と基準値、不正の背景、安全の問題、事業現場の安全意識、日本の事故文化、基準の人間性、認識の誤解、事故と厳格な規制、文化的な認識、事故の系譜、不正の浸透、技術者の鑑別、数値の重要性、統計と実数の重み、事故の立法意味、作業性と数値の認識、安全とリスク管理、人類の安全意識の比較、技術者の責任と認識、問題の再発防止策などが含まれる。 (まとめ) | ( 216766 ) 2024/09/29 17:55:50 0 00 =+=+=+=+= 圧入時に傷が入るのは何も荷重が高いからという訳ではなく、圧入姿勢だとか、楕円、焼入れの高度、圧入速度などさまざま。荷重が高くても超音波検査などで傷の確認をしていれば圧入値が高くても問題ない。 それと正常値だから車軸が折れないというのは間違いで、圧入により削れていくこともある。 問題は圧入値だけで管理せず、傷をちゃんと検査できているか、そこだと思う。 それから圧入値が高いと歪みと書いているが、そんなことがあれば摺面フラットが毎回起こりすぐに気づく、いつまでも運用する方がおかしい。 当然調べたら荷重が高かったまずいから正常値の物にこれは当たり前のこと、折れた原因かどうかは分からない。 全国のほぼ全てでこういう事案はあると思う。 また圧入をする自動車産業なども必ずある問題。荷重が高いからと言って問題になることはほぼない。 何十年も同じやり方をしていて今回の機関車だけ車軸が折れたなど考えられない。
=+=+=+=+= 良い記事だと思う。
今まで一連の問題を報じてきたニュースでは「目安」といった表現が散見されていたが、JISの基準があることが本記事で分かった。つまり公差を外れていたのを無視していたり、データ書き換えをしていたことが問題の本質ということになる。それが即事故につながる訳ではないのだろうが、自動車メーカーの検査不正と同じで、非現実的な数字になっているのであれば改訂する必要があるだろうし、基準は正しいから守らなければならないというのであれば、徹底すればいい。
=+=+=+=+= 圧力なんて、嵌めてみて初めて分かるものだからね。 規格といっても、車輪と軸の寸法公差をこれぐらいに設定すれば、これぐらいの圧力になるよっていう半分目安程度のものだと思うけど。 だから、そこから数値が逸脱していていなければ、ちょっと外れても問題ない、そういう解釈になっていたんじゃないかなぁ。 で、外れた数値はそのまま記録するのか、基準内に書き換えて記録するのか、 そこで各事業者で差が出たんじゃないかと。
=+=+=+=+= 車軸には常に相当のストレスがかかり続けます。圧力をかけ過ぎスラッジなんかが入ると当然そこにストレスがかかり続け、最悪、車軸が折れる事になります。ですので規定値の圧力をかける事は、かけない時と同じくらいの重要性があります。
=+=+=+=+= そうそう。全国の鉄道会社・工場などで、改ざんまでは無いにしても「基準値外」の組み立ては多数あります。ということは、「問題無いと認識していた」ということ。 実際、これまで車軸が折れるなんてことは無かった。もしかしたら、複数の要因が重なって折れたかもしれないですしね。 私としては、新幹線車両を新造する時に削り屑を放置して、誤作動により分離した事象のほうが質が悪いです。しかも複数の編成で見つかった。削り屑をそのままって、技術者としてどうなんでしょう?
=+=+=+=+= やっぱり、輪軸の圧力が強すぎても、弱すぎても問題であるということはわかった。ばらつきがあることもありゼロにすることは難しいということだろうか。 京阪や京急など一部事業者では、超音波探査も同時に行っているということを紹介しているが、それで安全が確認できても懸念はあるということだろうか。 そもそもデータの改ざんを行った事業者はなぜ改ざんを行っただろうか。この辺りのことが説明されずに、行った事実のみ伝えられる状況は不十分である。 まもなく鉄道の日を記念して車両基地の一般公開を行う鉄道事業者が相次ぐ時期に入る。この場を利用して何かしらの紹介を行うということができるのではないか。鉄オタが大挙して集まり撮影などをするイベントではなく、本来は鉄道事業に対する理解を利用者に対して促すことを目的としていることからこの機会は大いに活用できるはずである。
=+=+=+=+= 本記事に限らず、
「2024年7月24日に新山口駅構内で発生した貨物列車の脱線事故でした。・・・脱線した車両を整備した車両所で・・・(圧入)で基準値を超えたにもかかわらず、検査値を不正に差し替えていたことが判明しました。・・・脱線した機関車の車軸が折れており、車軸取り付け時の圧力値が正常なものに差し替えられていたという事実は、・・・」
との報道が多く、あたかも当該機関車の圧入作業をその車両所で行っていて、基準値を超えていたのが車軸が折れた原因とする論調が多い。
しかし、当該機関車(EF210 314号機)は2022年6月新製なので、車輪や大歯車を外し、再組立を行う48か月後の重要部検査はまだ実施していないはずなので、それが原因にはならないとの指摘が専門家から出ていたのですが。 本当に、折れた車軸はその車両所で圧入が行われていたのでしょうか?
=+=+=+=+= せっかく鉄道専門メディアなんだから、深堀りするのはそこじゃなくて『なぜ多数の鉄道会社で今回の問題が起こったのか?』を調査・推察すべきじゃないの? 一社二社なら単なる怠慢やら偶然やらで片付けられるけど、多数発生しているということはたんなる『(数値)偽装』ではない、なにか別の原因があるとしか思えない。
=+=+=+=+= 自動車もそうだけど、基準が非現実的って事でしょ?見直したらどうなんでしょうか。不正を働いた会社側からは言い出せないだろうから、良識ある部外者が言ったらどうなの?これから労働力も不足して、検査も作業も時間がかかるようになるよね。 それに、この基準より、通常の点検の方が重要だよね。発生原因はともかく、問題が生じているのを見過ごしたから、この記事のような事態になったわけでさ。発表したJRも誤魔化しが脱線の原因のような言い回しにしたのも問題あるんじゃ?だから、この記者のように最重要問題点を理解できなくなる。
=+=+=+=+= 不正は良くないね。 けど、何故そうしたのか?は掘り下げてほしいな。単純にいいかげんだったのか、あまりにも厳しすぎる作業でこなせなかったのか。人手の問題だったのか。 それと規格の根拠も検証して欲しいね、規制大国ニッポンだし、規制の数値の根拠まで遡って検討して場合によっては緩める事の検討しても良いね。これは自動車などにも言えるね。 ひょっとして役所の上から目線で過剰な規制も数多くあると聞くからこの件も?と思ってしまう。
=+=+=+=+= JR西日本の東海道・山陽新幹線の台車に亀裂があった時に他社の中には対岸の火事と思っていたところもあったのではと今回の一件を見て思わざる得ない。
国が定めた基準より、自社で定めた基準があるのではないでしょうか。
=+=+=+=+= 基準が厳しすぎたために、事業者目線では多少逸脱しても、問題ないという認識だったのでは? この厳しい基準が妥当かつ必須であるならば、基準を安定して満足できるように、車輪と車軸の構造から見直さなければらないだろう。
=+=+=+=+= それで事故おきなかったんだから国の基準も厳しすぎるのでは?
自動車業界のときもそうなんだけど、企業はこそこそ検査をごまかすのではなくて国に基準を変えろと交渉すべきなのではないか?
=+=+=+=+= 基準が厳しいので限界値を越えてしまうことはあるのだろう。問題は数値を書き換えたこと。これはいかん。 でもどうして書き換えが分かったのだろう。改竄前の本当の数値が機械か何かに残っていたのだろうか。
=+=+=+=+= 正直、てつどうだけのもんだいじゃにと思います。ようは規定上、なにかしらのるーるがあって、それに伴って作業しなきゃいけないわけですが、その規定が一部にしか、影響ないような状況ではこのようなことが起こりがちです。 そういう意味では、面倒だとは思いますが、世間の皆さまが疑問に思ったり、気にすることは必要かと思うんです。 ただ必要以上に監視するとカスハラと捉えられる可能性もあるので、根拠は必要です。 今回の事は不正というよりも認識不足という部分も多いと思います。
=+=+=+=+= 荷車の木製の車輪をはめる感覚でいたのかなー 「このぐらいのキツさならば割れてこないだろう」ってね。 鉄なんて0.1mm直径が違うだけで、全くはめ込み圧力も変わってきちゃうのに。
=+=+=+=+= 圧入だと、 誤差大きいと軽くヤバいし 外れ防止等の対策してあると安心
軸力で、 部品固定しようと母材弱らせたクランクシャフトとか遭遇すると、 キーピンとかで、 緩み防止の方がとか、 思ってしまう(笑)
=+=+=+=+= これは仕方ない。そもそも日本は負け犬の後進国に成り下がってしまったのだから。鉄道だけに限らず叩けば呆れるレベルの埃が出てくる事業は沢山あるのでしょう。どんだけルールを決めてもそれをチョロマカシて世に出すのが当たり前になってしまったのだから。
=+=+=+=+= まあ基準が現状に即してないんだろうけど、こういう不正はどの業界でもあるね やたら日本企業を崇拝する風潮があるけど、中身はこんなもんだよ。外国はもっとひどいけどなw
=+=+=+=+= 会社によって、JIS規格を超過していたのか、社内基準を超過していたのか違くないか?
そこら辺しっかり取材してほしかった。
=+=+=+=+= JISの基準を守れないという事だろう。 鉄道だけでなく、いろいろな分野で 守れていないのではないかな。
=+=+=+=+= 車メーカーでもあったが、国が定めた基準が現場での実情に合ってない事が有るのも事実。
=+=+=+=+= 昔からある事では? 昔は職人感覚で行ってたでしょう… 数値化しただけ。 事実不正車両も大した事故も無し。 但し今のルールを守られていない事だけの事。
=+=+=+=+= とてもよく分かる良質な記事でした。 危険な理由が納得。 大手の記事はこのなぜ大事なのか?という報道が見られず、ただ批難だけで感情的。
=+=+=+=+= 最近の電車は安心して乗車できない。東武の50000系はドカンドカン車軸がぶつかる音がして怖いです
=+=+=+=+= 車のメーカーも不正が色々有りますし、今度は鉄道ですしね。その他の業種も大なり小なり、叩けば有りますでしょ。日本は不正大国なのですかね。
=+=+=+=+= 安全に対して所詮この程度の認識なんだろうな。
だから尼崎脱線が起こっても体質は何も変わらない。
=+=+=+=+= 圧入力が高かったから車軸が折れた、というのは短絡的すぎやしないか。
=+=+=+=+= 無駄に厳しくして国の関与を強くしたいだけではないか。鉄道もそうだが、車もそう。
=+=+=+=+= 貨車ならまだしも、機関車の車軸が折れたらまずいよね。
=+=+=+=+= 圧入の重大さを理解してないのだと感じます。
=+=+=+=+= これだけ不正があって一件の事故、というのをどう見るかだな
=+=+=+=+= 安全はいつの時代も3番目。
=+=+=+=+= どんな業種でもやってる事でしょうな
=+=+=+=+= 基本を分かっていなかったということだね。
=+=+=+=+= で、バレずにいたらどれだけヤバかったの?
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