( 262853 ) 2025/02/09 18:20:02 2 00 ブレクジットは世紀の誤り?英国に広がる後悔の念。輸出も伸びず…EU再加盟を望む声みんかぶマガジン 2/9(日) 9:10 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/3f1de6f3e5b50b1adecd3e0bdb40f25da738bccd |
( 262854 ) 2025/02/09 18:20:02 1 00 英国がEU離脱(ブレグジット)して5年が経過し、期待された効果が得られず経済の低迷や貧困が拡大している。 | ( 262856 ) 2025/02/09 18:20:02 0 00 (c) Adobe Stock
英国がEUから離脱(ブレグジット)して間もなく5年になる。期待された効果は得られず、経済の低迷や貧困が広がり、国民からは後悔する声も上がっている。政治も混迷を極め、EU離脱を強硬に主張した新興の右派勢力が躍進し、昨年は14年ぶりに政権交代が起こる事態となった。一体、英国はどこに向かうのか。日経新聞の編集委員である小平龍四郎氏が解説するーー。
英国は2016年の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱「ブレクジット」を決め、20年1月末に実施した。それから5年。英国社会にはブレクジットへの後悔の念が静かに広がり、スターマー首相は「リセット」を掲げEUとの関係改善に動く。米国でトランプ大統領が誕生し、ウクライナや中東、台湾などで地政学リスクが高まるなか、欧州地域の結束と安定はきわめて重要だ。英国とEUは新時代の建設的な関係を築けるだろうか。
英調査会社ユーガブの1月下旬の調べによれば、ブレクジットが「間違いだった」との回答が全体55%、「正しかった」とする33%を大幅に上回った。EU再加盟を望む声も増えている。離脱後の英国経済が期待に反して低迷していることが背景にある。
2019年から現在までに英国のモノの輸出は年率で0.3%しか伸びていない。これはOECD(経済開発協力機構)加盟国の平均4.2%を大幅に下回る。輸出の4割を占めるEU向けは手続きが煩雑になり、約2万の中小事業者はEU向け輸出を完全にやめてしまったという。EUからの輸入のコストも上がったため生活費が上昇、市民は不満を強める結果となった。中期的にブレクジットは英国の輸出を22%減少させ、輸入を14%減らす要因になるとの試算もある。また、経済成長率を5%下押しする要因になるとの指摘もある。
一方、ブレクジットの機運をもり立てた移民問題は、ポーランドなど中東欧からの移民は抑制できたものの、かわってインドやアフリカ諸国からの移民が増えた。結果として「移民が労働者の職を奪っている」という不満はあまり解消されていない。
昨年7月の総選挙で14年ぶりの政権交代を実現した労働党のスターマー首相は、EUと関係の「リセット」を掲げ、関係改善の機会を探っていた。今年2月5日には非公式のEU首脳会議の晩さん会に招待を受けて出席。欧州各国のリーダーたちと主にウクライナ支援を含む防衛問題について議論を交わした。
スターマー首相の「リセット」を欧州諸国は基本的には歓迎しつつ、具体性に欠けるため、不満の声も聞かれる。2月のEU首脳会議をきっかけに、具体的な関係改善に向けてペースを上げられるかどうかが問われるところだ。
何よりも求められるのは政治の強いリーダーシップだ。しかし、労働党は定数650の下院のなかで400超の議席を有しているとはいえ、スターマー首相の政権基盤は必ずしも盤石ではない。
英国内ではブレクジットへの後悔が高まる一方、EU離脱を主導した政治家のひとり、ナイジェル・ファラージ氏率いる右派政党「リフォームUK」への支持が、各種世論調査で与党労働党に肉薄する現象も見られる。一方、米トランプ政権に近い実業家のイーロン・マスク氏もリフォームUKへの支持を表明するなど、外部からの撹乱要因もある。
さらに「親ビジネス」を掲げたスターマー政権だが、大規模な増税を表明などにより、経済界からの批判も高まりつつある。選挙公約を破ったとして総選挙の再実施を求める請願が高まったこともある。肝心の経済成長も24年7~9月期の実質GDPが前期比ゼロ成長に下方修正され、およそ半年前の総選挙後の労働党への期待ははげ落ちてきた。
分断が進む世界にあって、欧州の安定はきわめて重要だ。ウクライナ支援を途切れさせないためにも、英国とEUの関係は欠かせない。ブレクジット後の英国はアジアとの関係強化に動いた。先進的・包括的環太平洋経済連携協定(CPTPP)への加入はその具体的な成果だ。日本は同連携協定の主要国であり、次期戦闘機開発でも英国との協力関係を深めている。EUとの関係改善も後押しすべき選択肢だ。
小平龍四郎
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( 262855 ) 2025/02/09 18:20:02 1 00 このテキストは英国のEU離脱に関するさまざまな意見や懸念を反映しています。
各コメントには、EU離脱に関する個人的な見解や政治的な立場が反映されており、意見の一致や対立が見られます。
全体として、EU離脱に関する議論や懸念がさまざまな視点から投稿されており、国内外の情勢や経済状況、地域のアイデンティティなど複数の要素が影響していることがうかがえます。
(まとめ) | ( 262857 ) 2025/02/09 18:20:02 0 00 =+=+=+=+=
国民投票の危うさは『離脱後のデメリット』を想像出来る人と出来ない人がいる事だと思う。やはり全国民となると知識や情報のバラツキが大きい。特に経済的な知識はその差は大きいのでEU離脱によって輸出企業が逃げ出す事など想像も付かなかったに違いない。
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英国でグローバルなビジネスを行っている人の視点では後悔の念は当然だが、ブレクジットに賛成した人は、実際に移民と雇用が競合する人ばかりではなくそのような人はむしろ少数派で、移民がほとんどいないような田舎の人ほど賛成したという事実からはEU再加盟は困難だろう。
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しかしながら当時はユニオンジャックとしてのアイデンティティをとることも十分選択肢の1つとして国民の根強い支持を得ていたわけで専門家でも支持する人間はちらほらいたんだけど。脱退後のEUへの輸出手続の煩雑さ?それは承知の上での決断であり当時はコロナをはじめとした世界情勢の悪化も誰も予想できたわけではない。とにかくこれからは労働党政権の踏ん張り所でも腕の見せ所でもあるがこんな状況で増税はまずいだろ。そんなことを言うと日本国内の増税反対の経済痛が目を三角にして反論してくるだろうがその矛盾が面白い。
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当初から国論が二分する問題だった、こういうものは簡単には国民投票にかけるのがいいのか、よい参考になった。特に今はSNSで簡単に盛り上がるから、気をつけないといけない
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離脱前、ホテルの客室清掃は、英語が全く通じない東欧の人たちでした。 離脱しても、そういう労働をイギリス人がやるわけでもない。 結局、外国人にやらせようとなる。 その点は同じなうえ、ユーロスター乗車ひとつとっても、2時間の入国出国検査が必要になってしまった。 日本からヨーロッパに行くにも、通貨が違うイギリスを経由していくのは効率が悪い印象。
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ようするに「Brexit」から「Bregret(Britain Regrets/英国は後悔する)」なんでしょう。 長年EUメンバーとして根を広げた経済ネットワークが、EU脱退によっていっぺんに切断されたので、予想された通りのことだが、ショックも非常に大きい。いわば、地面に生えていた大木を無理やり掘り上げて、鉢植えにしたため、成長がストップするどころか枯れ始めたということなんだろう。 一方で東欧系移民(白人)を排除できたものの、結局アジア系とアフリカ系移民が増える結果となった。そのため英国の人種的多様性は急速に増大し、かえって反移民感情もますます強まってしまった。それが右派政党の支持拡大に反映しているのだろう。
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タイトル詐欺じゃないの?後悔の念広がると言うが、EU離脱を主導した政治家が率いる党は支持を増やしてるんでしょ。むしろ、勢いは衰えていないの間違いでは?東欧の移民がいなくなったがアフリカ・アジア系が増えたというがそれもあやしい。最近イギリス・ドイツに行った人の話ではどちらも外国人が入国するのはかなり審査が厳しくなってるらしい(特にそこで働こうとする人は)。アジア系が増えたっていうのは香港の人を大量に受け入れたのがあったからでは。新自由主義・グローバル資本主義の先頭を走ってたイギリス・アメリカがもう無理、限界だと政策変換を図ってるのに、日経新聞の小平龍四郎さんは周回遅れでまだ新自由主義・グローバル資本主義が最先端だと思い込んでるらしい。
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後悔先に立たずというが、いろいろあるものだ。 岸田さんを追いつけるんじゃなかったとか。 でも、そうしなかったらどうなっていたのかはわからないし、今後どうなるのかもわからない。 とりあえず、その時には不満を持っていたが、今も持っている ということだ。
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最大の恩恵を受けているドイツなどもEUへの不満から離脱しろという話しもあるけどね 輸出などの伸びがなく景気が悪くインフレに苦しんでいるのはEU加盟国もたいして変わらんと思うが
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詳細は忘れたが、「後悔に10年、◯◯に10年、◯◯に10年、再加盟交渉に10年、計、EUに再加盟まで40年」と言っていた。 結局、英国は、百何十年も前に自分たちが世界を支配していた大英帝国の思い出が忘れられなかったのだろうか。 一方、EUも、英国という英語圏の地域大国が抜けたことで弱体化し、米国との関係も疎遠になったのでは。
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まさか、OECDのアドバイスは聞いていないでしょうね…
「持つもの」でも経済を回復させるには難しい時代が来たのでしょうか。 ある評論家は、コロナパンデミックが世界大戦後と同じ影響を及ぼした、と分析しているのを目にしました。
今は、先を読み国民に寄り添う、イノベーションを起こせる政治家がどこの国にも必要ですね。 暗殺されかけ今は神がかり的存在のトランプ氏のような…
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「ポピュリズムに任せて突っ走ると結局損をする」の典型
選挙のため、標的を定めて激しく口撃してる間は支持者も快楽の絶頂
終わってしまったら何も残っていないし当選が目的の政治家は責任を取らない
トランプ支持者は目も前にいる「しくじり先生」も見えないんだろうか
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こりゃあEUよりも連合王国解体が先やな。 そこまでして経済的にも政治的にもボロボロになってやっとEU再加盟というワガママを聴いてもらえると思う。マジであの離脱騒動で大陸ヨーロッパは迷惑千万極まりなかったし、それくらいのお仕置きしておかんと
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ブレグジットといいトラスショックといい、近年のイギリスはお手本のようなやらかしが続いていますね。 日本も他山の石とするべきです。
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小手先国家の悲劇だわな 小手先のことして経済なんか盛り上がるかよ EU再加盟ができたとしてもまーた期待通りにならずに 再加盟しなきゃ良かったと後悔するんだよ
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移民問題収まらんで経済低迷なら離脱の所為にしたいわなぁ。したい。加盟してても変わって無いと思うし。再加盟とか今より悪くなるに決まってるのに。
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衆愚による決断の帰結なので、誰にも文句は言えないし、言うとすれば、当時Brexitを煽った政治家達だがボリスも含め、彼等はひっそりこっそり、じっと潜んでいる。
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>移民問題は、ポーランドなど中東欧からの移民は抑制できたものの、 >かわってインドやアフリカ諸国からの移民が増えた。
なぜ、このような現象が起きたのか、多少なりとも説明が欲しかった…。
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アジアとの関係改善って中国への擦り寄りでしょ? ブレグジットもウクライナへ問題への関与がNATO絡みだけになったって側面もあるから。
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イギリスのGDP成長率は低いから不況なんだろうけど、EUも大差ないような。 EU内で不況だとなんかいいことあるんだっけ?
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大きなプライドや意地があるのだろうけどさっさと戻り、通貨もユーロにするのが正解だと思います。頑固者やめよう。
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EU脱退して自力でやっていけるわけないのに、何を今更。日本も同じで、歪んだ愛国心ゆえの自己肯定の高さは悪。
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イギリスに関しては、EU加盟してるかはほぼ関係ない どうやっても相対的に安く作れない
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今の瀕死のEUに戻っても何も問題は改善しないし、なんなら悪化するまであるよ
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EUの全体主義に、各国民が嫌気が指しているなか、面白い視点の記事だと思いました。
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日経らしい薄い近視的記事 稚拙
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