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部長はむしろ、バスを利用していただくほうが…企業の収益を密かにむしばむ「見えないコスト」とはなにか?【経済評論家が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) 8/23(土) 9:01 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/caa92cb18f10622310863453878bac67b3f13760

 

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「機会費用」は、別の選択肢を選んだ場合に得られる利益を意識することを指します。

例えば、昼寝をする代わりに働けば収入が得られる可能性があるため、昼寝のコストはその機会費用と見なされます。

企業の例では、営業部長がタクシーを利用する理由を考えた時、効率的に取引先を回るためには高い給料を考慮すべきですが、年功序列で給料が高いだけならタクシー代を節約すべきです。

農業や零細ビジネスのケースでも、他の選択肢を考慮しないと機会費用を見逃し、非効率的な選択をする可能性があります。

このような考え方は意思決定において非常に重要です。

(要約)

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(※写真はイメージです/PIXTA) 

 

家庭でもビジネスでも、無駄な出費には常に目を光らせていますが、目に見えるお金の動きがないまま、ひそかにコストを発生し続ける「機会費用」については、見逃しがちだといえます。よくあるビジネスシーン等に当てはめてわかりやすく学んでみましょう。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。 

 

昼寝にはコストはかかりませんが、昼寝をするか否かを考える際には「昼寝をせずにアルバイトをすれば小遣いが稼げるはずだ。そのチャンスを棒に振っても自分は昼寝をしたいのだろうか」と考えるのが合理的です。つまり、「別の選択肢を選んだら得られたであろう利益」を、コストとして意識するのです。その考え方を「機会費用」と呼びます。 

 

学生のサークルが活動費を稼ぐために学園祭で焼き鳥屋を開いたとします。「3万円儲かったので、活動費が増えた」と喜んでいるのを、どう考えるべきでしょうか? 

 

経済学部の学生ならば、「学園祭に出ないで本物の焼き鳥屋でアルバイトをしたら、もっと稼げたはずなので、それを機会費用だと考えると学園祭は赤字だったと理解すべき」と考えて欲しいところです。もっとも、ここではポジティブ思考で「学園祭の焼き鳥屋で、皆がワイワイ言いながら楽しく過ごしたので、青春の思い出としてかけがえのないものだった」と考えることにしましょう。 

 

営業部のヒラ社員が取引先へ行く時はバスを使い、営業部長はタクシーを使う、という会社は多いでしょう。でも、なぜでしょうか?「部長は偉いのだからタクシーを使うのが当然だ」という社内政治の話は一旦忘れて、それが会社の利益になっているのか否かを考えてみましょう。 

 

「営業部長は1時間あたりの給料が高いから、のんびりバスで移動してはもったいない。タクシーで効率的に移動して、多くの取引先を回ってほしい」と考える人が多いでしょうが、本当にそうでしょうか。それは、部長の給料が高い理由によります。 

 

部長は商談が得意だから時給が高い、ということであれば、タクシーで効率的に移動してもらうべきでしょう。タクシー代をケチることで取引先訪問の数が減れば、収入が大きく落ち込んでしまいますから。しかし、単に年功序列で給料が高いだけの場合や、夜の宴会は得意だけれども昼間の商談は下手だ、という場合には、タクシーで移動する必要はありませんね。バスで移動しても、失うものはありません(機会費用がほとんどない)から、タクシー代を節約すべきなのです。 

 

一方で、普通の新入社員は営業がそれほど上手ではなく、客先を回っても契約が取れない場合が多いでしょう。それならば、ゆっくりバスで回ることの機会費用が小さいので、タクシー代をケチることが合理的でしょう。 

 

しかし、もしも新入社員が大変優秀である場合には、バスで移動することの機会費用が高いということになります。タクシーで効率的に移動すれば多くの商談を行えて多くの契約が取れるはずなのに、バスでのんびり移動するのはもったいない(機会費用を考えると赤字だ)ということになるでしょう。あとは、「社内政治のことは一旦忘れていたが、誰がそれを言い出すかという問題が発生」するわけですが(笑)。 

 

 

都会でも農地を見かけます。細々と農業をやって細々と稼いでいるのでしょうが、機会費用を考えると赤字でしょう。ビルを建てて貸し出せば、農業収入より稼げるでしょうから。筆者は農地の税制などに詳しくないので、何か特別な事情があるのかもしれませんが…。 

 

夫婦で零細パパママストアを営んでいる場合、細々と稼いでいるよりは店を閉めて2人で働きに出る方が収入は増えるかもしれません。育児や介護をしながら店番をしている、といった事情があれば別ですが、そうでなければ働きに出るべきかもしれません。 

 

大企業でも、社内のエリートを集めて新規事業部を作るとして、なかなか利益が増えてこない場合には「エリートを集めているのだから、もっと稼いでほしい」と社長が檄を飛ばすかもしれません。しかし、発想を転換して新規事業部を解散し、エリートたちを別の部署で活用すれば、会社の利益はもっと増えるかもしれません。 

 

これらの事例では、少額の黒字を稼いでいるがゆえに「ほかの選択肢」に思いが至りにくいのです。上記の学園祭の焼き鳥店についても同様です。いっそのこと、赤字に転落してしまえば、容易に「辞めて他の選択肢を選ぼう」ということに思いが至る可能性が高いのですが、少額の黒字の場合には要注意です。 

 

以前の拙稿では、払ってしまった費用のことは忘れよう、という「サンクコスト」について説明しました( 『悲しい…「退屈な本を頑張って読む人」「食べ放題の店で元を取ろうとする人」が損する理由【経済評論家が解説】』 参照)。今回は反対に「払っていないけれどコストとして把握しよう」という「機会費用」について書きました。いずれも重要な話なのですが、うっかり見過ごしてしまう場合が多いので、意思決定に際して気をつけたいものです。 

 

今回は、以上です。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない場合があります。ご了承いただければ幸いです。 

 

筆者への取材、講演、原稿等のご相談は「ゴールドオンライン事務局」までお願いします。「THE GOLD ONLINE」トップページの下にある「お問い合わせ」からご連絡ください。 

 

塚崎 公義 

 

経済評論家 

 

塚崎 公義 

 

 

( 318737 )  2025/08/24 06:36:03  
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この議論は、職場における経費の使い方や効率性、役職者の特権、そしてそれに対する社会的な感情についての見解が展開されています。

主に次のような観点から意見が交わされています: 

 

1. **合理性と効率性の重視**: 

経費削減や効率的な移動手段を求める考えが表れています。

特に、部長などの役職者がタクシーを使うことに対し、その必要性や無駄を指摘する声が多いです。

 

 

2. **役職の特権に対する疑問**: 

役職者の特権利用が合理的かどうか、またそれが業務に本当に必要なのかという疑問が浮かび上がっています。

特にタクシー移動に関して、他の方法(公共交通機関や徒歩)との比較が行われ、タクシーの利用が持つコストと利益が論じられています。

 

 

3. **個人の事情や感情の影響**: 

経済合理性だけではなく、感情や状況の違いに基づく判断が必要であるといった視点もありました。

特に、趣味や生活のスタイルに基づいて動いている人々の意見もあり、単純な金銭的観点からだけでは見えない現実が存在することを強調しています。

 

 

4. **一般市民としての視点**: 

企業内の階層構造やその運営に関する知識がないと感じる意見も見られます。

本記事の説得力に欠けているとの指摘があり、読者に深い納得を与える内容ではないとの意見も目立ちました。

 

 

5. **コストと安心感のバランス**: 

経済的な利点だけでなく、安心感や精神的な健やかさも評価されるべきだという見解が示されています。

合理化が進みすぎると生じる窮屈さに対する懸念もあるようです。

 

 

(まとめ)全体を通じて、交通費や経費管理における合理性と個々の事情、役職者の特権とその必要性が交錯し、経済的視点だけではなく心理的または感情的側面も重要であるという視点が強調されています。

多様な意見が存在することで、単なる経済的論理を超えたより広範な議論が繰り広げられていることが伺えます。

( 318739 )  2025/08/24 06:36:03  
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=+=+=+=+= 

 

経済学とか経済学とかってだいたい、人間のスタミナは無尽蔵な前提ですからね。 

確かに数値化が難しいとは思いますが、だからといって考慮が不要なわけではないでしょう。 

 

理学と工学の違いみたいな感じでしょうか、 

机上の理論の正解が実際の正解と違うことはよくあると思います。 

それが学園祭の話だったりするわけですね。 

 

部長のタクシーについても、移動時間が電車と変わらないとしても、部長のスタミナが少しでも回復なり減らなければ、それだけでもメリットがあります。 

もちろん新人も同じなのですが、全員タクシー使い放題というわけにはいかないので、どこかで線引きする必要はあります。 

 

とはいえサンクコストや機会費用のように、その概念を知らなければ認識しようのない事実もあるので、まず知っておくのは大変重要なことだと思います。 

 

▲23 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

バスの路線がなければタクシーはありだと思うけれど、役職だけで交通手段を変えるのは経費的に無駄に感じるし、緊急性を求められるのであれば社用車を持った方がいいと思う。タクシーは不特定多数が利用するだけあって必ずしも思い通りに動くとは限らないけれどそのリスクが許容されるのであればそこまで急ぐ事ではない。 

 

▲3 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

この記者は民間企業で普通に仕事した事が無いだろうと感じる記事。 

 

「2:6:2の法則」というのがある。パレートの法則から派生したもの。 

組織は、優秀な上位が2割、平均的な中位の人材が6割、下位のグループが2割にわかれるという。この法則は働きアリの集団にもみられる。 

 

その上位の人から会社経営者層を選ぶ。部長に抜擢された人がいつまでも現場最前線で一般兵隊と仕事していたら困るだろう。次の幹部候補生を育てつつ、会社経営をしないと。 

 

課長レベルでも良いので、少しは民間企業を仕事して部下を持ちつつ、会社経営をする中間管理職を経験したらと思う。 

 

▲57 ▼22 

 

=+=+=+=+= 

 

>都会でも農地を見かけます。細々と農業をやって細々と稼いでいるのでしょうが、機会費用を考えると赤字でしょう。 

 

この記者は見識が狭すぎないか?都会に残る農地は生計を立てるためにやっているのではなく、十分な蓄えがあって生活に困っておらず、お金を稼ぐことよりも好きな農業をやることを重視しているからそうなっているんであって、機会費用など気にしていない。 

 

>夫婦で零細パパママストアを営んでいる場合、細々と稼いでいるよりは店を閉めて2人で働きに出る方が収入は増えるかもしれません。 

 

働きに出ると通勤時間含めて時間的な拘束が増えて自由に時間を取れなくなるデメリットがある。自宅兼店舗なら店番は隣でテレビ見ながらでもOK。自分の都合で店を臨時休業にして出かけることもできる。この記者はそのメリデメを無視して金勘定でしかものを考えていない。 

 

▲24 ▼6 

 

=+=+=+=+= 

 

>本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない 

 

その通りで、実際書いてある例は筆者の言いたいことを分かり易く説明する意味では良いと思う 

 

で、あえて細部に突っ込むw 

>単に年功序列で給料が高いだけの場合や、夜の宴会は得意だけれども昼間の商談は下手 

そんな部長が商談に顔を出すのは、商談自体に関与するというよりも、「部長」が顔を出すことに意味がある訳なので、それでスケジュールが埋まる程の状況ならば、タクシーを使って時間効率化する意味はある(暇な部長なら当然無意味) 

 

>都会でも農地 

>夫婦で零細パパママストア 

どっちも金目当てでないケースが相当ある 

農地なんて趣味でやってる人も多いし、自営の店も引退後に(悪く言えば暇潰しに)やってるのも多い 

むしろ金目当てで自営の店なんてやったら失敗する方が多い 

 

学園祭の焼き鳥屋については、筆者自身で突っ込んでるので省略 

 

▲10 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

本当に日本は合理的な運用設計が難しく、結果的に一律の線引きでしか設計できません。 

上位者1人がバスを使えば他の上位者は嫌がりま 

す。 一律の基準と個人の運用でバランスをとってもらうしかないですね 

 

▲9 ▼8 

 

=+=+=+=+= 

 

何か特別な事情があるのかもしれませんが…。 

 

 

金やコスパやタイパだけではなく、世の中には、しがらみや感情や気持ちや思いが決める事もあるわけですよ。 

 

儲かるか儲からないか、効率が良いか悪いかだけを追及する息苦しい世の中が一番コスパが悪いと思う。 

 

▲53 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

本稿は、普通の人なら言われなくても思いつくような話で、わざわざ読むほどの価値はない。 

 

この人の書いたものは、たまに頭の体操としてはアリかと思わせることはあるが、大部分は読んでも読まなくても差し支えないと感じるものが多い。 

 

▲16 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

部長だからタクシーでってのが全く理解できない。まあその人辞めた後は別の人がなるだけの職だし、王侯貴族のようなものではない。会社からしたら成功報酬的な対応だろう。ただ健康のためにはバスや徒歩で来ようが構わないと思うがね。世界でも似た対応が普通なの?何か日本の古き対応にも思えるが。 

 

▲5 ▼14 

 

=+=+=+=+= 

 

今は新しい仕事や顧客の創造、新製品開発、会社の仕組み作り、サプライチェーンマネージャーなどクリエイティブな仕事してる人20%。 

他はその人達が作った仕組みに乗っかり 

一所懸命働くかそうで無いかだろう。 

 

▲3 ▼0 

 

 

=+=+=+=+= 

 

コストばかり気にする人生、そんなに楽しいか。何かをやってみた結果、何かが変わる。そして維持したり成長すればいい。 

損益が最初からわかってやれることなど何もない。 

 

▲14 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

部長クラスならタクシーやビジネスクラスに乗れるというのは、出世のモチベーションにもつながるかもね 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

徹底した交通費管理をする職場は、役職は交通費精算に関係なし。 

近隣移動は、高位者でも原則自転車。 

 

▲4 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

このようなことはどこの企業でも考えているでしょう。それよりも国が行ってほしい! 

 

▲3 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

営業車での移動でも、 

目的地に行く時は高速を利用するが、 

帰りは下道で帰る。 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

この記事を読んでる時間にねとらぼ記事3本にツッコミを入れられただろうから損失でした 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

リ○○ートの営業はノルマを達成して数字が一定数超えればタクシー移動OKだった。今は知らんけど 

 

▲5 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

個々のケースに合わせて判断するのが一番コスパ悪い。 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

一番は働かない方だけ社員だろ! 

 

▲2 ▼9 

 

 

 
 

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