( 330991 )  2025/10/11 06:07:37  
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北海道出身の安住紳一郎アナが注目するジンギスカンが20年ぶりに再ブームに。

東京の「大衆ジンギスカン酒場」では、柔らかいラム肉が評判で多くの女性客が訪れ、人気の「飲めるジンギスカン」も好評。

店舗数の拡大も計画中で、千葉の店舗や「牛角」でもジンギスカンが提供されている。

第3次ブームの背景には、生ラム肉の広がりやお手頃価格があり、特に生肉ならではの食べ比べが楽しめる。

進化系メニューも現れ、ジンギスカン人気は今後も続く見込み。

(要約)

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北海道出身の安住紳一郎アナは「私はずっとジンギスカンブーム」と豪語しますが、いま“20年ぶり”にジンギスカンが再びブームに。そのワケとは? 

 

■「いくらでも食べられる」女性にも人気 

 

午後6時半には多くの客でぎっしりの『大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん 有楽町店』(東京・千代田区)。 

 

看板メニューは、塩〆熟成上ラム肩ロースや赤身ももなど4種類のラム肉が楽しめる「ジンギスカン贅沢コース」(4400円※2名〜)です。 

 

THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員: 

「お肉がめっちゃ柔らかい。歯ごたえもあって脂もさっぱりしていて、いくらでも食べられちゃう」 

 

他にも飲み込めるほどに薄くスライスしたラム肉を味わえる「飲めるジンギスカン」(968円)も大人気です。 

 

昼間も営業開始からわずか10分でほぼ満席。 

 

ランチ限定の「塩〆熟成ジンギスカン定食」は、塩〆熟成上ラム肩ロース&定番ジンギスカンの2種類のラム肉11枚に、野菜・ご飯・スープのバイキングが付いて1628円。(※値段は店舗により異なります) 

 

女性客も多く、近くで働いているという女性2人組は「月1でランチジンギスカン」と決めていると話します。 

 

20代女性客: 

「1000円ちょっとでおいしいラムが食べられる。ただ、臭いがすごいので会社にファブリーズを用意して2人でかけあっている(笑)」 

 

あまりの人気ぶりに今後は店舗数を3倍に拡大する予定だといいます。 

 

■『牛角』でもジンギスカン 

 

都内だけではなく、千葉県の『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』(船橋市)も大盛況。 

 

「焼肉よりジンギスカンの方が好き」(30代女性) 

「前は焼肉だったけど最近はジンギスカンの方が多い」(50代女性) 

 

そして、あの『牛角』もジンギスカンに参入。 

 

11月末までの期間限定で、北海道のラム専門店「羊々亭」が監修した「塩ジンギスカン」などが味わえます。 

 

■20年ぶり「第3次ブーム真っ只中」 

 

ジンギスカンは「度々ブームになっていた」と話すのは、グルメサイトが運営する「外食市場の調査・研究機関」の研究員・田中さんです。 

 

『ホットペッパーグルメ外食総研』田中直樹所長: 

「第1次ジンギスカンブームは2001年頃。牛・豚・鶏に次ぐ“第4の肉”として注目されたのがきっかけ」 

 

 

▼2001年頃、狂牛病の感染の広がりでラム肉が注目され 

▼2005年には、健康ブームにのり東京でもジンギスカン専門店が次々と開業。第2次ジンギスカンブームを迎えたといいます。 

 

田中所長: 

「そこからしばらく空いたが、“第3次ジンギスカンブームがまさに今、真っ只中にある”」 

 

■人気のワケは「生」&「価格」 

 

なぜ今、再びブームが来ているのか…? 

 

理由の1つは、【生ラム肉】の広がりです。 

 

実は、少し前までラム肉は「冷凍」がほとんど。冷凍ラム肉は、解凍する際に独特なクセを強く感じるようになってしまうのです。 

 

しかし今、冷蔵技術の向上で“凍らせず新鮮なまま”届くようになり、多くの店でクセの無い「生ラム肉」が味わえるようになったのです。 

 

『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』でも、一度も冷凍しない状態で海外から輸入したラム肉を提供し、「臭みが全然なくて食べやすい」「こんなに食べやすくなったんだ」と大好評。 

 

おススメは、もも肉・ショルダー・肩ロースが入った「生ラム3種セット」(3025円)。生ラムだからこそできる食べ比べセットです。 

 

山根部員: 

「肩ロースやわらかい!めちゃくちゃジューシー。もも肉は脂が少ない分すごく食べやすい。クセが全然ないので、“それぞれ肉の味の違いをしっかり感じることができる”」 

 

そして、ジンギスカン人気のもう1つの理由は【お手頃価格】なところ。 

 

50代男性客: 

「焼肉と比べると“確実に安い”」 

 

現在日本で流通している羊の肉は「97%が輸入」で、その多くがオーストラリア産ですが… 

 

『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』海老沢 学さん: 

「日本向けに羊肉にかかってくる“関税がまだ緩和されていて安くなっている”。牛肉の同じ部位と比較すると“約3割安く”仕入れている」 

 

■「清涼感がすごい」進化系 

 

専門店が増える中、進化系も登場しています。 

 

『国際秘羊館』(東京・渋谷区)で出てきたのは、生ラム肉と一緒に大量のルッコラが盛り付けられた「モンゴル大草原」(1300円)。 

スパイスのカルダモンを練り込んだバターで豪快に焼き上げて食べる進化系ジンギスカンです。 

 

山根部員: 

「清涼感がすごい。ルッコラがかなり爽やかで、お肉の旨味がかけ合わさっているので永遠に無限に食べられる」 

 

第3次ジンギスカンブームはまだまだ続きそうな気配です。 

 

(THE TIME,2025年10月8日放送より) 

 

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